審美歯科って名前だけひとり歩きしているけれど、患者さんにとって一番気になるのは「形」と「色」ですよネ。
それを発揮するのが愛用の3台のカメラ。記録用、スライド用、デジカメ用と使い分けています。
歯の形をとることを「印象」といいます。この印象は歯科医にとって一生の課題。本当に難しいんです。当院では、最新鋭の2台の印象用マシーンを使用しています。
【オールセラミックス】
奥歯の金属をセラミックス素材だけで、歯本来の色調や質感を持った、自然な感じに回復しました。
オールセラミックスでは遮断剤を使用しないためエナメル質と同じような透明感が再現でき、ホワイトニング後も自然の歯と見分けがつかないように作ることができます。金属を使わないので食べ物の味が変わりません。
【クリセラ(セラミックスインレー)】
リン酸カルシウムが主成分の、天然歯エナメル質に近い素材、クリセラによる治療例です。
支台歯質が健康的な色調をしている場合や、レジンに過敏な反応を示してしまう場合、また金属アレルギーをお持ちの患者さんに特におすすめします。
強度および化学的安定性が高く、耐久性に優れているので、咬合圧の高い臼歯部にも適用できます。
【メタルボンド】
古いメタルボンドのやり直しです。見ためも考慮して正中を合わせて、左右を同じ形にしました。また、歯肉も整形しています。
【オールセラミックス】
古いメタルボンド(陶材)からオールセラミックに変えたことで、天然歯に近い自然な色調とまた金属を使わないメタル・フリーに変えたことでアレルギーの少ない、身体にも優しい自然な仕上がりになったと思われる。
〔クリセラができるまで〕
色合わせをします。
削って型をとります。
特別なセメントで歯に合着します。
完成です。
【ジルコニア】
ジルコニアは、近年注目を集めているセラミック治療のひとつです。
人工ダイヤモンドと呼ばれるほど強度が高く審美性にも優れている新しい歯科素材です。
歯肉が陥没しているため、前歯のブリッジがきれいに入りません。
そのため、同じお口の中から歯肉を移植して、見た目もきれいな歯肉をつくります。
色・形態など最終的には技工士さんにお願いするところが大きい。
性別・個性・年齢・肌の色等々。患者さんのお口の中でいかに調和していくかが勝負。当然最終的には患者さんの希望も最大限に汲んでもらう。
今コンピュータで掘り出す機械も確かにあるが、白くなるというだけで、人間味がなく無味乾燥。是非縁の下の力となる。技工士さんの力を忘れないでほしい。
近年、ネイル・サロンに行く女性は増えています。
ネイルを綺麗にすることはもちろん、ケアをしてネイル・アートととよばれように、ネイルを個性的に施術する時代です。
歯もホワイトニングをしてよりスマイルをきれいにする。特に営業をしている女性には好評です。
きっと”歯に何つけてるの?”って絶対聞かれますから、そこから会話のきっかけになります。
●料金:¥5,000−
1.リン酸エッチング
接着部分に37%リン酸ゲルを塗布します。
2.ボンディング
スカイスの裏面にヘリオボンドを塗布します。
エッチングした歯面にも、ヘリオボンドを塗布し、スカイスを装着、歯面との間をスムーズに仕上げます。
3.光重合
近心面、遠心面、唇側面から少なくとも40秒ずつ光重合します。