矯正専門医による非抜歯を主体とした矯正
デジタルによるセファロ術前検査
当院では、非抜歯矯正を主体とした(親知らずは抜くことが多いです)佐藤式矯正法を取り入れています。
矯正専門医が月1回治療にあたり、年齢を問わず、小児から成人まで、安心して治療に取り組む事が出来ます。
この矯正法を行っている歯科医院は、神奈川県ではほんの数軒です。
抜歯矯正主流のアメリカで非抜歯による矯正法を講師するのは異例・快挙ともいえる
子どもの将来を考えて、進学塾・進学校に入れたり、きれいな服を買ったり、おいしいものを食べたり、家族旅行に行ったり・・・。
それはそれで、素晴らしいことです。
でも、子どもの歯並びを治してあげる、それも大変素晴らしい財産ではないでしょうか?
こんなことがありました。
22歳の女性が来院されました。と言っても高校生の時から来院されているので、久しぶりに来院されるとドキッとするほど綺麗になっていました。
あきらかに歯並びがあまりよくないので矯正をすすめました。本人も当然気にしているので、次回矯正のときに相談しに行くと言ってアポイントをとりました。
矯正の日、女性は少し表情が暗く来院されました。話を聞くと母親からこう反対されたそうです。
「わたしも50年間歯並びが悪かったけど、結婚もできたし、別に歯並びが悪いからからといって苦労したこともないし、何の不自由もない。そんな大金をかけて歯並びなんか治すことなんかない!」
・・・・・と言われたそうです。
私は苦笑いをするだけでした。皆さんはどう思いますか?
当院では、矯正治療にあたり、矯正専門医が治療に当たるほか、歯科医院として、『一般歯科』『口腔外科』『小児歯科』など幅広く治療に対処することができます。
勉強のため、多くの先生・大学院生も見学に来院されます
このため、矯正治療において、抜歯やむし歯治療の必要性がでた時でも、当院内ですべて処置を行う事が出来ます。
矯正治療による咬合の改善時、もっとも重要なことは
「舌と口腔周囲筋、そして咀嚼筋活動を整え、舌が自由に動くことのできる舌房の形成、気道の確保、鼻呼吸の確立である。
これらの機能は顎顔面骨格の成長発育に大きな影響を与え、顎発育の方向、歯の位置と方向、そして顎関節部の形成にも影響を与えるからである」
(Dr.Graber)
左写真は、矯正のためにの歯を抜く『便宜抜歯』を模型で表しています。
私は、自分の子どもに対して、この歯を抜く事は出来ません。
自分の子どもにできない抜歯を、患者さまにしても良いのでしょうか?
アゴが発達しています。
左の写真を見て下さい。25歳のデンマーク女性です。
この子は小顔にみえます。(正面)
しかし硬いものをしっかりとかむためアゴが発達しています。(横顔)
ほんとうの意味での美人になりましょう!
〜しの字顔〜
コンピューターが予測した50年後の日本人の平均顔貌です。顎が長く萎縮しています。
電車の中で、地ベタにすわっている高校生もこんな顔をしていませんか?
彼等は残念な事に、くいしばれないのです。だから何事にも頑張りがきかないのかもしれません。
以下の写真は、矯正治療完了後のものです。再生ボタンを押すと、矯正治療の経過をご覧頂くことが出来ます。
歯ならびを悪くする主たる要因に、“悪習癖”というものがあります。
これは、指しゃぶりやほおづえや片枕など、生活習慣・態癖からくるものです。
写真の子は緊張すると下の唇をかむ癖があり、それにより歯ならびが悪くなりました。
親知らず(智歯)が歯並びに悪影響を及ぼすって知ってますか?
よく一番後方から押してしまい、それでも顎自体が広ければ、それを担保に歯は綺麗に並ぶことができますが、大抵はふたりがけの椅子に3名が座れば一人分はみ出すのと同じです。
さてそれでは親知らずをいつ抜けばいいのか?中学生か高校生それとも二十歳を過ぎてから?
当院では小学6年生くらいから中学3年の早い次期に抜きます。
今までの経験上どうしても外科的負担をかけるため、精神的体力的な面を考慮すると、中学1年から3年くらいがベストではないかと考えています。
この年齢で抜くのはあくまでも矯正治療が前提条件となります。
アブフラクション。生力学的な力によって起こる歯質硬組織の病的な喪失
ブラキシズムによる慢性的な生力学的外力は、歯質の疲労を誘発し、歯の磨耗、歯頸部の契状欠損、アブフラクション、歯肉退液、歯周組織の破壊など主腫の歯科的疾患の原因となっている。
当院では重度のブラキシズムに対して成人矯正を施術しています。
当院の矯正の主線はまっすぐなループの他に、別名‘ラーメンループ‘を用いて歯を3次元的に動かしていきます。
先ずまっすぐなループで歯を水平的にポジショニングした後、いよいよラーメンループを曲げて歯を3次元的・垂直的に動かしていくのです。
そのため当院の矯正が成人矯正や大人のかみあわせの改善にも有効であるといえます。
抜歯した後、長年放置したために歯が傾斜してしまい。補綴したものが入れ歯以外入らなくなってしまった。
そこで部分的な矯正を数ヵ月行い、スプリングの力により歯と歯のスペースを確保し、かつ咬みあわせも同時に高くしていった。
拡大した後歯と歯の間が狭く、また本人がインプラントを選択しなかったため、残念ながら手前の天然歯を削り、ブリッジを作製した。
このブリッジにより歯と歯の間は担保されるので、歯の再移動はなくなり、咬みあわせが改善された症例である。
Photo: 築田純/アフロスポーツ
ご主人の薦めで矯正歯科治療を行い、治療後は右肩が下がる悪いクセがなくなり、「バランスがよくなり走りが改善された」とコメントしています。
一流アスリートでも矯正しているので、日常的な部活やスポーツは特に問題ないと思われます。
|
オフィスは築150年のものをリフォームしている |
|
|
とても静かな環境で、ゆったりと治療が行われている |
|
矯正の先生 |
私たちの取り囲んでいる生活環境は、日々、大きく変化してきております。その中で、私たちの顔の骨格や食生活についても、同じ様に変化があります。
現代人は噛まなくなったとよく言われます。一度の食事で、弥生時代は約4,000回、戦前は約1,400回、現在は約600回と激減してきています。それに伴い、顎が小さくなり、噛む力も弱くなってきています。
ここで、一番の問題は、歯がきれいに並ばずに崩れてしまうということです。そうすると、見た目はもちろん、噛む能力、歯の1本にかかる力、あごの関節、脳の活性化、視力、姿勢など、全身のさまざまな箇所に弊害をもたらすことが分かってきました。
これらの弊害を解消するために、矯正治療が非常に有効です。矯正治療と聞くと、成長発育の小児が中心と考えがちですが、現在では、成人の方ほど治療が必要なケースも多いのです。
歯並びが良いと、歯磨きをした時の清潔度が格段に上がりますので、結果的により長く自分の歯を保つ事ができるようになります。
人生80年時代を迎えた今、より良い歯並び・噛み合わせで、心身共に末永く健康で、食べる楽しみをいつまでも味わおうではありませんか!
どんなことでも、必ず長所・短所があります。矯正治療も同じ様に、長所(メリット)がある分、短所(デメリット)もあります。
矯正治療のデメリットは・・・
●歯根の吸収
●顎関節症
●後戻り(歯列が再び崩れてしまう)
しかし、これらは治療過程で最小限にとどめる事が出来ます。
矯正治療を行って、歯の並び・噛み合わせが良くなると以下のようなメリットがあります。
矯正治療のメリットは・・・
●見た目がよくなる
●歯磨きをした時に汚れが取れやすい
●全体的に噛めるため、歯にかかる負担が均等になる
●あごの関節への負担を軽減する
●成長・発育期における顎の発達の調整
●頭がすっきりする
●姿勢が良くなることもある
●視力が良くなることもある
⇒何よりも、『より良く、より長く自分の歯で噛む事が出来ます』
1.矯正相談
−最初の相談です。お気軽にお尋ね下さい。
2.検査・診査
−今の状態を模型やレントゲン写真などで検査します。
3.診断・治療方針説明
−資料をもとに治療方針・期間など説明させて頂きます。
4.矯正治療開始
−治療方針などご理解頂いた上で治療開始となります。
5.矯正治療終了・アフターケア
−治療終了後は戻らないように定期的に観察していきます。
【矯正歯科治療期間】
矯正治療は、基本的に1ヵ月に1回です。治療期間は状態によって多少異なりますが、通常、約1〜4年です。
【矯正歯科治療料金】
当歯科医院では、治療に際して下記の料金を申受けております。ご不明な点につきましては、担当医にご確認下さい。
矯正相談 | 無料 | |||||||||
患者さんを交え、歯並びについて相談をお受けいたします。 | ||||||||||
検査・診断料(初回のみ) | ¥40,000 | |||||||||
矯正治療を始めるにあたり、お口の中の模型、レントゲン写真、顔やお口の中の写真など様々な資料で検査し、それに基づいて治療計画(期間、装置、費用)を決定し、ご説明いたします。 (アゴの動きの検査をする場合は別途¥20,000かかります。) |
||||||||||
治療費(矯正料金) | ||||||||||
|
||||||||||
成人矯正 | ¥800,000 | |||||||||
処置料 | ¥5,000 | |||||||||
毎回の来院時にお支払頂きます。基本的に月1回の来院です。 | ||||||||||
定期検査料 | ¥3,000 |
※矯正治療中に生じた虫歯などに対する治療費は、上記に含まれません。また、患者様の不注意などで装置を破損したり紛失したりした時は、再製料を別途申し受けることがありますのでご注意下さい。
※一旦納入された料金は、理由の如何を問わずお返しできませんので、転勤など住居地の変更が考えられる場合は、予めご相談下さい。
1.約束時間を守りましょう!
毎回の治療終了時に、次回の来院日をお約束させて頂きます。基本的に時間予約制ですので、お約束の時間に遅れますと、次の患者さんの治療時間に食い込み、治療を受けられなくなることもあります。
ご都合によりお約束のお時間に来られない場合は、なるべく早くご連絡下さい。
2.食べ物に気をつけましょう!
矯正治療中、装置によっては食べ物の制約がある場合があります。装置をこわす可能性のあるものは避けて頂きます。ガムやキャラメルなどは粘りついてしまいますし、氷の噛み砕きやリンゴの丸かじりなどは装置をいためてしまいます。
3.歯磨きをがんばりましょう!
歯磨きをしなければ、虫歯を作ってしまいます。まして複雑な装置がお口の中に入っていればなおさらです。歯ブラシはいつも携帯して、必ず歯磨きをするようにしましょう。
歯磨きについては、治療開始前、治療中も指導・観察していきます。お口の中の衛生管理は、矯正治療専門の衛生士が行います。お口の中の清掃状態があまりひどい場合は、矯正治療を一時中断する場合がありますので、しっかり磨けるように頑張って下さい。
4.保護者の方の協力も大切です!
矯正治療は長期にわたりますので、周囲の方の応援が必要なのです。少しよくなったからと言って、途中でやめてしまったり市内で下さい。せっかく治療したのに後戻りをおこして、元の状態に戻ってしまう場合があります。
したがって、治療終了後も、定期的に来院して頂く事になります(3ヶ月・6ヶ月・1年)。担当医がこれで大丈夫というまで、根気良く通院させて下さい。
その他、疑問点やご質問などございましたら、ご遠慮なく担当医までお尋ね下さい。
ブラシは、最初に歯ぐきの方から金具(ブラケット)方向にあてるのが良いでしょう。出来るだけ、歯と平行になるようにします。
ただあてるだけで、最も不潔になりやすい部位を磨けます。
次に、咬み合わせの面から金具(ブラケット)方向に、ブラシをあてるようにします。
あえて、金具(ブラケット)の正面を意識して磨く必要はありません。
【上顎】
奥の歯も軽くあてるだけで、きれいに磨けます。
歯ぐきの方から、金具やバンド方向にソニッケアーの毛先をあてるようにします。軽く押し当てるだけで十分です。
奥の大きな歯のあたりはチューブやフックのために磨きにくいところです。そのため、歯ぐきが腫れやすく清潔にするのが難しいところです。
大きな歯のフックの下まで磨けているのがわかります。同時に手前の歯と歯ぐきの境目や金具のまわりも磨けています。
【下顎】
歯を抜いた隙間の部分も、簡単に磨けます。
毛先を歯ぐきの方向から、やや押し込むように歯を抜いた隙間のところにあてます。この時に、強く力をいれる必要はありません。
次に咬み合わせの面からもブラシをあてましょう。この時できるだけ歯と平行になるように注意しましょう。
ワイヤーの形が複雑で普通の歯ブラシでは時間をかけても磨きにくい部位を、約10秒程度で清潔にすることができます。咬み合わせの面から、ブラシをあてるのも必要です。
●ソニッケアーによる矯正治療中のブラッシング●
ソニッケアーには、効果を最大にする毛先のあて方があります。
【上の歯のブラシの当て方】
前歯の歯ぐきの方からブラケット(金具)にブラシをあてて、毛先がワイヤーから少しでるようにします。なれるまでは、このようにしてからスイッチをいれると良いでしょう。この時、ブラシを横に動かす必要はありません。
前の歯から少しづつ奥の歯にブラシをずらします。奥歯の部分はバンドやチューブに毛先をあてるようにしましょう。この時もワイヤーから少し毛先がでるようにすると良いでしょう。
今度は、噛み合わせの面からも磨きましょう。ソニッケアーのブラシは複雑な部分にうまく入り込むように形が工夫されています。ただ、あてておくだけで十分です。
【下の歯のブラシの当て方】
下の前歯も同じ様に歯ぐきの方からブラケット方向にブラシの毛先をあてるようにしましょう。毛先がワイヤーよりも少しだけでるようにブラシをあてるのが効果的です。
下の前歯も咬み合わせの面から、上の歯と同じようにブラケット方向にブラシの毛先をあてるようにしましょう。下の前歯は歯石や汚れが付着しやすいところです。あせらず、ていねいに磨きましょう。
下の奥歯も歯ぐきの方からと、咬み合わせの面から、上の歯と同じようブラシの毛先をあてるようにしましょう。ソニッケアーのブラシは毛先が工夫されているので、大きな金具(チューブ)の部分も無理なく磨けます。
ブラシ部分をワイヤーに強く押し込む必要はありません。
ソニッケアーで磨く時にブラシ部分をワイヤーに強く押し込む必要はありません。
ソニッケアーによる振動を軽く押さえているだけで、自然にブラシの毛先はワイヤーの下などの細かい部分に到達します。写真はブラシを軽くあてているところです。
実際に、振動させると毛先が開いて、細かい部分に到達しているのがわかるでしょう。